弘南鉄道の主力車両デハ7000系は東急からの譲渡車で、一部内装は当時のままになってます。
東横お好み食堂…昭和を感じますなぁ。
天井の扇風機も残ってます。おそらく現役。
だいぶ前に只見線に乗りに行った時の冷房更新前のキハ40系を思い出しました。真夏でしたが奥只見の風の清涼さはクーラーに勝るものでしたね。
弘前に戻ってきました。
さて次は大鰐線に乗りに中央弘前へ…の計画でしたが、どうやら大鰐線でもラッセル車が走行しているらしいとの情報入手。
なのでまた予定変更。奥羽本線に乗り換え、隣の石川駅へ向かいます。
貨物の時間が近かったので駅撮り。EF510-4。
国鉄機を追いやった新型、という点ではEF210と同じなのだけど、こっちは撮りたくなる…好みの問題とはいえ何故なのか、自分でもよく分からんなぁ。やっぱり寝台列車の牽引実績(500番台の方だけど)があるからだろうか。
石川駅から徒歩数分。
かつて寝台特急「あけぼの」下り最終列車がここを通過する時、ラッセル車が待ち構えており惜別の汽笛を鳴らしたとか。
待つ合間に色々写点を変えてみる。
さて本番。ゆったりとした速度でやってきました。
ここで雪を跳ね飛ばすシーンを見れたならば圧巻でしょうね。…その雪の直撃を受けることになるけど。
機関車はED22-1。1926年ウェスチングハウス製とこちらも大ベテラン。産業遺産コンビが二組も現役……高崎車両センターもビックリの動態保存?っぷりですな。
さて、このラッセル車もいずれは引き返してくるはずですが、日も傾いてきたので撤収。
近くの平川に架かる鉄橋で撮影。
先ほど撮影した跨線橋を、大鰐行きが車体を輝かせながら渡る。
大鰐駅に到着。
跨線橋を渡り、温泉街方面の出口へ。JR駅構内と一部を共有しています。
駅舎全景。ここも昔ながらの国鉄地方幹線主要駅の様式。
駅前には足湯もありますが…
せっかく温泉地に来たんだから足湯だけじゃ勿体無い!ということで、毎度の道の駅鰐come。冷えた身体を温めます。
駅から徒歩1分という抜群の立地。料金は大人1人510円で銭湯並みにリーズナブル。タオル類も有料レンタルできるので手ぶらでも問題なく、鉄道旅でも気軽に寄れます。鉄道なら湯上りで眠くなっても何とかなるし。
温泉を堪能したらあとは帰るだけ…では勿体無いので、再び大鰐線に乗車、中央弘前へ。
駅舎内。ここも昭和の雰囲気が色濃く残ってます。古い駅舎ですが、これまで積み重ねてきた時間というか、人の営みを感じますね。ずっと居たくなる。
…が、帰りの列車の時間が迫っているので早々に移動。徒歩で弘前駅へ。路線バスでの連絡もありますが、まぁ20分程度も歩けば着くでしょう。
…などとタカを括っていたけど結構歩きました。早足で歩いても25〜30分弱の感覚、ちょい甘く見ていたか。ギリギリで青森行き列車に間に合いました。
何とか19時台の上り新幹線に間に合いました。強行軍の遠征でしたが、秋田内陸線や弘南鉄道を乗り通し、オマケでラッセル車も見れたのでなかなか充実した内容になりました。
(完)