一昨年7月の信越遠征以来、久しく撮影旅行をしていませんでした。が、今冬の18切符旅(日帰り)でやっぱり鉄道旅いいよね!…となり旅欲が高まってきたので、今度は泊まりの長期遠征を企てました。
ただ一昨年の信越遠征では色々と反省点があり…特に荷物には難儀しました。
①カメラ3台(メイン+サブ+動画用)を動員したので単純に荷物が多い
②サブバッグ併用を考えるも適当なものがなく、ボディバッグを使ったが使い勝手イマイチ(そしてボディバッグのベルトが千切れた)
特に鉄道+徒歩移動の場合は、荷物量のスリム化に加えて取り扱いのしやすさも重要です。今回の遠征も撮影メインなので、やはりカメラは予備も兼ねて2台+F2.8 200mmは動員したい。動画は割り切ってスマホにしました。
ということで若干荷物量を減らしたので、あとはカメラバッグと機材収納の工夫により改良を試みました。
そのカメラバッグ。沼に例えられるカメラ趣味の中で、レンズ、三脚、雲台に次ぐ沼要素でしょう。
こちらが以前使っていたカメラバッグ。カメラ本体、レンズそれぞれ数本を余裕で収容、サブポケットも充実。
ただし横方向に広いバッグのため、レンズを取り付けた状態、特に大型のF2.8望遠レンズだと横倒しで収納せざるを得ず、その場合は収納力がやや落ちます。無理やり押し込んでましたがあんまりよろしく無いし、かと言って追っかけ撮影だといちいちレンズを外す余裕もないので、ちょっと不便でした。
またショルダーバッグ方式のため両手が完全フリーになりません。足場が悪い撮影ポイントでは安全のため、両手を空けておくのがベター。
というわけで、現在はこちらのリュックタイプが主力。外装ポケットは少なめですが、上下2気室でキャパ十分、三脚を固定することもできます。
上部スペースを真上から見た状態。ここにはカメラ本体にF2.8 70〜200mmレンズを取り付けた状態で収容可。撮影後の素早い陣地転換が可能になりました。
また下部室との仕切りは取り外し可能で、外すと大型レンズを通せる穴があき、500mm以上の超望遠レンズもカメラに取り付けた状態で収納可。航空機撮影時にも有効活用できます。
とまぁなかなか使い勝手の良いバッグですが…一昨年の遠征時はカメラ3台を動員したこともありキャパが不足。また移動時でもやはり手元にカメラは持っておきたいし、途中で食料・飲料調達することもあります。クルマ移動なら荷物は何とでもなりますが、徒歩+鉄道移動では機動力も考えねばならず、ここが悩みどころでした。
そんなわけで今回、新たにカメラバッグを調達しました。
小型のショルダータイプで、カメラ本体1台に複数のレンズを収容できるキャパがあります。
内部は取り外し可能な仕切りで、自在に区分けできます。
カメラ1台にレンズ2本を収容可。
D500に18〜300mmズームを装着し横向きに、さらに広角レンズ1本を収容。
交換レンズの代わりに350mmペットボトルやマグボトル(350ml程度)なんかも入ります。
ショルダーベルトは、バッグの4隅に取り付けられたD環に取り付け。固定式でないので、他のベルトの交換が可能で汎用性が高い。
さらにバッグ底面のファスナーを開けると折り畳み式の収納スペースが出現します。
F2.8 200mmズームも収納可。対ショック性はそれほど無いので常用は難しいですが、臨時スペースとしては十分です。ペットボトルや折り畳み傘などを入れておくなら常用もアリかも。
この記事は遠征後に書いてますが、遠征時はこのバッグが大活躍しました。メインバッグには頻繁に取り出さない機材や着替え等を収納。こちらのバッグには小型ズーム装備のカメラ1台を収納し、撮りたいものがあればサッと取り出して撮影可能。
他にはモバイルバッテリー、飲み物、切符やスケジュールメモなど使用頻度が高いものを収納、いちいちメインバッグを開ける手間が省けます。
この他、ホテルやコインロッカーに荷物を置いてサブバッグに最低限の荷物をうつすことで身軽に動くことも可。遠征最終日には観光地に寄りましたが、このバッグ1つで十分事足りました。
バッグ単体でも収納力があり、サブバッグとしても使い勝手が良好。バッグ1つでここまで快適になるものかと、収納の重要性を再認識しました。
さて、本題の遠征の記録を整理しないとですが…2000枚近く撮っちゃったのでいつになるやら。