秋田遠征の帰りも18切符での鈍行旅。行きは北上線周りだったので、帰りは田沢湖線を経由してみました。
まずは秋田から大曲まで。
E751系つがる、奥にはE653系いなほが停車中。秋田駅に特急が並ぶ貴重な時間帯ですね。
秋田発。
大曲までは猛吹雪で景色を楽しみようがない状況…
大曲着。ここから田沢湖線の鈍行旅。盛岡まで鈍行で乗り通すのは初体験です。
車内はロングシートとボックスシートの千鳥配置。IGR向け701系にも採用された配置ですね。しかしボックスシートの客は真横からロングシート客に見られるわけで、それを嫌がる人もいるとか…
どうせなら新潟のE129系のように、車両の前位側をロングシート、後位側をボックスシートにすれば良かったのではと思います。まぁもっと言えばローカル線にロングシートなぞ不要ですが。
大曲駅で食料補給して、乗車。
田沢湖線の運用は「こまち」が上下線共にほぼ1時間おきに運行されるのに対し、各停は2〜3時間に1本ペース。なのでなかなか各停が走っているところを見かけません。
それも本数の多い大曲〜角館間の区間運転の場合であって、角館から田沢湖までは日に6本、そのうち盛岡まで抜けるのはわずか3本…。鈍行旅をするにはダイヤ的にかなり厳しい。全駅上下車とか1日では無理かも……横見浩彦氏以外にやった人がどれだけいるのかわからんけど。
途中駅で秋田行「こまち」と交換。
角館着。ここでも両方向からの「こまち」の待ち合わせ。
角館の先からは山岳地帯へ。スピード抑え目でゆっくり進む。
4両編成。でもそんなに需要があるとは思えないので回送も兼ねているのでしょうね。
田沢湖着。
秋田と岩手の県境である仙岩峠に入る。
仙岩峠を越える手前で、志渡内信号場に停車。仙岩峠を貫く長大な仙岩トンネルの両端に信号場があります。志渡内は秋田側。
秋田行き「こまち」通過待ち。田沢湖駅の次駅の赤渕までは25〜30分程度の距離なので、その間に信号場がないとダイヤ面でかなり制約が出てきます。
ポイント部は積雪対策のスノーシェッドが覆っています。これも「こまち」乗車時には見ることができず、各停乗車時のみ見ることができる。
仙岩トンネルを抜けると
岩手側の大地沢信号場。ここもスノーシェッド設置。ほんとによくこんな山奥に線路を敷いたものですなぁ。工事資材とかどうやって運んだのか…
田沢湖線は線形が悪いためスピードを出せないというネックがあり、新幹線化されてもさして所要時間が短縮できない要因でもあります。その改善のため新トンネル掘削の計画もあるようですが、このご時世、工事費的に難しいでしょうね。
盛岡着。大曲〜盛岡間はなかなか見どころも多く楽しめました。たまには各停乗車も面白い。もう少し本数があると良いですが。