米代川を渡る。かつては川の名前を冠した「急行よねしろ」が秋田〜鹿角花輪 を運行してました。県庁所在地の秋田とはけっこう離れた鹿角地域を結ぶ直通便だったのですが、需要が減ったのかすでに廃止。今だったら秋田のGV-E400での運行か…あんまり面白くはないかな。
途中の阿仁前田温泉駅で下車。
鷹巣行きと列車交換。
以前も寄ってますが駅舎内に温泉があり宿泊も可能。トレッキング客などの利用があるようです。
次の列車まで温泉に浸かります。入浴料500円。安ぅい!
かなり身体が温まり湯冷めもしにくいので、しばらく汗だくになります…
一旦鷹巣まで戻ります。急行もりよし号。急行型として唯一残っているAN8905。リニューアルされ「笑EMI」として、主に日曜の急行もりよし号に充当されています。
乗車には急行券が必要ですが、1日フリー切符には急行券含みなので気軽に乗れます。
前身の旧阿仁合線開通から60周年。沿線人口はどんどん減り経営は厳しい状況。
過疎エリアの鉄道は常に廃線・バス転換が議論されますが、そのようにして地域の衰退を緩和できた事例はほとんど聞いたことがありません。地元がそれを望んでいないのなら致し方ないですが…安易にバス転換を議論しすぎな気もします。
バスは地域内交通としては有効ですが、遠方からのアクセス性には劣るので観光客誘致などの効果は期待できないでしょうから、今以上に地域を活性化するのも難しい。なのでどうしても対処療法的になってしまうんですよね…
再度鷹ノ巣へ。駅前にはコンビニはないですが、何軒か飲食店があるので昼食はとれます。
胃袋を満たしたら、鷹巣から角館行きの「急行もりよし」に乗車します。
(続)