鉄分補給

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TOMIX新製品 485系秋田色について

先月ですがTOMIXの新製品情報で面白そうなのがありました。

 

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TOMIX新製品HPより抜粋

485系1000番台秋田車。クモハ、クロハで組成した最短3連の編成です。何年か前にマイクロエースが展開してましたが、まぁ造形的なツッコミ要素はあったようで……いつかTOMIXかKATOがやってくれないかと期待してました。待った甲斐があったというもの。

しかし国鉄色ではなく先に秋田色とは。個人的には485系で最も馴染みのあるのはクモハ込み5連の「たざわ」なので、国鉄色でのクモハ・クロハ込み編成が続けて出てくることに大いに期待したい。というか塗装変えるだけだしすぐできるでしょ、ねぇTOMIXさん(圧力

 

製品の方は通常の「かもしか」セットと、限定品「こまくさ」セットの2種。正直「こまくさ」セットを限定品で差別化する意義が分かりませんが…。「かもしか」の運用は基本的に3両編成、多客期はモハユニット増結ではなく2編成併結の6両での運転でした。模型もそれを認識しており、再現用にカプラーが付属するようなので2セット導入したいところ。

「こまくさ」の方は…自分としては国鉄色4両編成のイメージが強く、秋田色と言われてもいまいちピンと来ないというか。しかし「こまくさ」のトレインマークパーツは国鉄色編成に回したいので欲しい。

でも秋田色5両編成って実質「こまくさ」専属だったみたいですね。1997年から秋田色への塗装変更が実施されましたが、同年に秋田新幹線「こまち」がデビューしたので「たざわ」運用はなさそう。「つばさ」は新幹線化されたので有り得ないし、運転区間を考えると「いなほ」も無し。「かもしか」運用は3連の編成のみの運用で、臨時「津軽」も画像検索しても5連の様子は出てこない。

なので「こまくさ」マークを他編成に拠出すると他に役目が無くなる…。モハユニット×1組を保留車にして3連化するのも勿体無いし。うーむ…悩みどころ。

 

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日本海ファクトリー様サイトより画像拝借

その「こまくさ」トレインマーク。名前の由来は高山植物の女王と呼ばれる「コマクサ」。お洒落なデザインですよね。文字フォントも他のトレインマークとは違い上品な印象を受けます。平成になって設定されたマークなので、国鉄フォントに縛られず自由にデザインされたのかも。けっこうお気に入りのマークなので、これは是非とも入手したい。

 

ついでに「こまくさ」の歴史を簡単に。

元祖「こまくさ」は1970年に山形〜秋田間の準急として登場、その後1982年の東北新幹線開業に合わせた特急再編で一旦「つばさ」に吸収されます。その10年後の1992年に山形新幹線「つばさ」の登場に合わせ、山形以北の「つばさ」担当区間を受け継ぐ形で山形〜秋田間の連絡特急として再デビューしました。本数もそれなりにあったようです。しかし沿線の利用客はそれほど多くない区間だったこともあり、山形新幹線の新庄延伸を契機に新庄〜秋田間の快速に格下げになり、その後廃止。ということなので実質は山形〜新庄間の利用がメインだったのでしょうね。

特急としては短命に終わりましたが、子供の頃からよく秋田駅で見かけていたので思い入れのある特急です。

 

しかしまぁ…問題は価格。3両セット:17,000円、5両セット:25,000円。ちょっと高くないかなぁ?マイクロエース製かと思いましたよ(マイクロのこまくさ3両セットは定価19,000円)

多客期再現用に3両セット×2に、こまくさセットで6万弱…。「こまくさ」だけ別セットにしたのはこのためか?

今さらながら、本当に金のかかる趣味ですなぁ。

 

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実車写真はこれしか無かった…なんでもっと撮っておかなかったのか(ノД`)

おそらくこの1枚も、何の気もなしに撮ったもの。それが唯一の記録写真になるのだから、気になった車両はとりあえず撮っておくものですね。まぁ、そんな車両ももう殆ど残っていないのだけど。