KATO 283系オーシャンアロー 入線しました。時期的にKATOのクリスマス商戦の目玉的位置付けでしょう。正直、なぜこのタイミングでオーシャンアロー?と思いましたが。
283系の模型は、これまではマイクロエースの独壇場。マイクロの初期製品は2004年発売、そこから20年の時を経てようやくKATOが製品化…。なおさら「なぜいま283系?」の疑問が。
まぁその分、今回製品はある意味「283系の決定版」とも言えるものになりました。
6両基本セットと3両増結セットを手配しました。これで編成両端が流線形先頭車となる9連を編成できます。基本セットには謎のパンフレット…KATOはたまに変なところに拘りを見せますよね。まぁ品質は文句なしなので良いけど。
車体の印刷表記。
パンダ周り。パンタグラフは綺麗にくの字。
ちょっといただけない点は貫通型先頭車のカプラー。復元バネがない旧来のボディマウントカプラーで、連結時には手前に引き出すため画像のように連結間隔がかなり広がります。
このタイプのKATOカプラーなので、造形も連結間隔もイマイチ。なんでここだけ頑張ってくれなかったかなぁ…
しかもカプラー首振りのため、スカートの切り欠き範囲が実車より大きい専用スカートが必要。画像左側が増結用スカートで、右側の本来のスカート。KATOカプラーは首振り範囲が広いですからね…この辺はいまだTNカプラーが有利。TN化したいところですが、最新製品を切り刻むのはちょっと抵抗があるなぁ。
走行系は問題ないですね。最近KATOが推しているスロットレスモーターで低速から滑らかに走ります。ただし低速寄りの設計なためか、それなりにスピードを出すとモーター騒音が大きくなります。
それとKATOお家芸の振り子機構も健在。総じて素晴らしい模型です、さすがKATO。
貫通型を先頭にした6連。
流線型を先頭にした6連基本編成。
3連の増結編成。
そろそろデビューから30年。北陸新幹線延伸により余剰になった683系が紀勢本線に回されたりすれば玉突きで引退…という可能性も考えられますね。TOMIXのように製品化が引退の予告みたいな事態にならなければよいけど。