2年ぶりに岩手開発鉄道の撮影に出向きました。
内陸部の大船渡鉱山から産出される石灰石を、大船渡港の太平洋セメント赤崎工場に輸送しています。貨物鉄道では全国有数の輸送量を誇る同鉄道。平日を中心に13往復近く運転されてます。
一方で、セメント工場の操業と連動しているので休日は基本的に運転なし。そのため撮りに行くには平日休みが取れた時限定です。
岩手県内陸側から、住田町を経由して大船渡方面へ。
まずは旧日頃市駅を訪問します。かつて旅客輸送していた時代の名残で、現在駅舎は閉鎖されていますが、列車交換の信号所としては現役です。
トンネルを潜り抜けて、岩手石橋行きが入線。これから石灰石を積みにいくので、ホキは空車ですね。
赤崎行きの通過待ち。牽引機はDD5601。1979年製ですが最も新しい車両です。
石橋方面から石灰石を満載した赤崎行きが入線。
牽引機はDD5653。DD5601とは異なり、当初はDD53(自重53tなので)として製造され、のちに機関更新された際に自重が56tに増えたためDD56に改番。ただし当初からDD56として製造された01号機と区別するため51〜53号機を名乗っているようです。よく見ると運転席の窓割りが違いますね。
この駅で列車交換するわけですが…赤崎行き列車の最後尾が石橋側の分岐器を通過し終えるや否や、すぐに石橋行き列車が出発しました。普通ならポイント切り替えで多少時間を要するものですが……切り替えは京急より早いかもしれん。1分1秒のロスも勿体ないということなのか、ちょっと驚きました。
さてここから写点を変えていきます。岩手開発鉄道は、ほぼ1時間おきに赤崎、岩手石橋をそれぞれ発車するダイヤが組まれてます。
なので同じ場所に居座るとけっこうヒマですが、移動するとなると途端に慌ただしくなります。
盛〜赤崎間、盛川に架かるPC橋を渡る。70mmだとケツが切れてしまう…
河原の土手から安全に撮れます。
次は対岸に渡り、赤崎行きを迎撃。
この地点はインカーブ、アウトカーブどちらでも撮れます。
どんどん写点を変えていきます。次は盛〜赤崎間の踏切にて。
太平洋セメントの工場を背に、岩手石橋に向け出発。
このあたりで一旦切り上げ。大船渡市内で昼食をとり小休止。後半戦に備えます。
(続)