今冬の18切符旅、1・2回目は太平洋ルートを通ったので、3回目は日本海側へ抜けるルートを採りました。
盛岡を起点にスタート。まずは東北本線を南下しますが、701系なので車窓を楽しむとかは期待できず…。ホント、早くE721系や後継車両にさっさと置き換えて欲しい。
50分弱で北上着。岩手県南の主要都市なだけあり、乗降客も多い。
駅前。こちらは在来線側。よくある国鉄的な駅舎ですね。
駅前には複合商業施設がありますが閉店してます…。駅前一等地なのに寂れた雰囲気があるし、そもそも歩行者もあまり見かけない。都市機能の郊外化が進んだ地方都市の現状が生々しい。
ここからは今回のメイン、久しぶりの北上線の旅。だいぶ前に鈍行旅したのと、秋田新幹線改軌工事に伴い1997年に1年間だけ運転された「秋田リレー号」に数度乗車したことがあります。
今回の乗車はキハ110系、2両編成の快速。とはいえ通過する駅は小松川駅だけですが。
北上線の運行本数は2〜3時間に1本程度。ですが乗客はけっこう多い印象です。以前乗車した時は学生で混み合っていましたが、今回も帰省客や地元民が多くボックスシートはほぼ埋まり、立ち客もいるほどでした。
出発してしばらくは胆沢地区の平野部を走り抜ける。
横川目駅を出るといよいよ山間部へ。先日乗車した大船渡線と同じく線形は悪くはなく、順調に走行します。北上〜横手間は各停でも1時間20分弱で走破しますが、路線距離を考えるとなかなかの快足。奥羽山脈を横断する路線の中では最も線形の良い路線ではないかと思います。
かつて寝台特急あけぼのなど優等列車も通っていたのも、線形が良いからでしょう。
景観的にも面白い路線です。特に錦秋湖のあたり、紅葉シーズンは絶景。
近々、HB-300系をリニューアルした列車がデビューするようなので、その編成を使って北上線の観光列車があればけっこう人気出るんじゃないですかね。リゾート錦秋、とか。
中間地点のほっとゆだ駅。温泉が併設されてます。ダイヤが薄いので途中下車して温泉に…というのはちょっと難しいですが、観光列車なら1時間くらい停車して温泉に入るツアーとかできるのでは?せっかく駅近に温泉あるんだし。
ほっとゆだ駅から先も快調に走り、終点横手着。やはり1時間20分弱では短く感じる。
横手から奥羽本線に乗り換え。再び701系の旅…。ロングシートでは車窓を満足に楽しめないし、どうせ701系なら先頭眺望を楽しむことにします。
神宮寺駅を出ると3線軌条区間の分岐点に。奥羽本線の大曲〜秋田間は基本的には狭軌(在来線)と標準軌(新幹線)の単線並列ですが、神宮寺〜峰吉川間は在来線が3線軌条となり、新幹線のみが複線区間となります。E6系は全面展望はムリなので見れませんが、701系なら見れる!
E6系こまちとすれ違い。
峰吉川の手前で3線軌条区間は終わり。…立ってるのも疲れるので(701系はけっこう揺れる気がする)あとは終点秋田まで車窓を眺める。
この区間の車両も、田沢湖線用の5000番台みたいにボックスシートも配置されていると助かるのですがね。
秋田着。この後は男鹿線へ転戦します。