今年のダイヤ改正の目玉は何と言っても北陸新幹線の敦賀延伸。能登地震の影響も心配されましたが予定通り開業の見込みで、観光をはじめ経済効果が大いに期待されてます。
その影響で消えていくのが伝統の北陸特急。敦賀までの「サンダーバード」「しらさぎ」は残るものの、敦賀以北は七尾線の「能登かがり火」を残して特急は廃止。2000年代に入っても多数の特急が行き交った特急街道が長大なローカル線に転じるのは寂しさを感じます。
ってことで特急街道としての最後の勇姿を身収めるため、北陸に遠征しました。天気はイマイチな予報ですが、ダイヤ改正まで時間がなくもはや猶予なし。イチバチでの突撃でしたが、まずまずの収穫でした。
撮った写真を整理中。ダイヤ改正までに終わらないかも
旅の主目的だった683系非貫通先頭車。けっこう撮れたので満足。
最後は敦賀〜金沢間をサンダバで乗り納めてきました。現状でも十分速い。
「かがやき」と絡めたポスター。センスのあるキャッチフレーズですね。開業まであと1週間。しばらく北陸は大いに盛り上がるでしょう。
が、個人的には敦賀延伸はちょっと時期尚早だったのでは…と思ってます。
大阪方面から北陸へ乗り換えなしで直通できないのは結構なデメリットと思いますが、これはもはや致し方ない。ただ、当面は福井を境界としておいた方がよかったように思います(駅のホーム数や、主要な車両基地が無いという問題はあるけど)
福井駅でもらったパンフレットです。
ダイヤ改正後の時刻などが載ってますが…驚くのが時短効果。大阪~福井はわずか3分。そんだけ!?正直10分くらいは早まると思ってました。敦賀での乗り換え時間がロスになってますね。武生や鯖江に至っては新幹線駅が市街地から遠く、むしろアクセス性が悪化しているように思えます。福井以北ならそれなりに時短効果はあるのでメリットを感じられるのですが。とはいえ芦原温泉や加賀温泉も、10分弱しか変わらないけど。
一方で東京からのアクセスは格段に改善しているので、富山・石川と同様、今後は関東>関西にシフトしていくのでしょうかね。
敦賀駅、遠征中に訪問しました。従来の駅舎もリニューアルされキレイになってます。
在来線ホーム。階段とエレベーターが1ヶ所ずつしかないので乗り換え混雑するんじゃ? 大丈夫か? と思ってました。
が、調べると新幹線ホーム直下に特急用ホームを新設するんですね…自動改札機は19台もあるとか。特急〜新幹線の乗り継ぎに特化した駅ですね。延伸したら過剰な設備にはなりますが、延伸のメドが立ってないので当分の間は敦賀乗り換え。ルート決定で未だにモメている状況だし、少なくとも15年はこのままかな。対関西アクセスという面ではやや不便な状況が続きそう。そのうち一部列車がハピライン乗り入れ、みたいなことになるのでは。趣味的にもそうなってもらえると嬉しいですが。
そのあたりは今後の推移を見守っていくことにして、写真の整理を進めながら遠征の成果を振り返ってみます。