その前にBRTを観察。
気仙沼駅の1、2番線はそのままBRTホームになっています。
BRTってコスト面ではメリットあるのでしょうが、そのほかの面はどうなんでしょうね?大型免許の運転手の数を揃える必要はあるし、実際走行したルートは複雑で相応の技術・経験は必要でしょうし。
3、4番線は鉄路の大船渡線ホーム。
発車案内板は鉄道、BRT併記。ここだけ見ると本数が多い路線にも見えますが…
BRTは南下する本吉、柳津方面は毎時2本程度とそこそこ本数があります。盛方面は毎時1本の割合。これは単位輸送力が少ないが数を用意できるBRTのメリットですね。
一方で大船渡線は2時間に1本程度。山田線よりかはマシですが…とはいえ気仙沼駅に到着した列車からはけっこうな人数が降り立ちました。乗車した一ノ関行きも2両編成の座席が7割ほど埋まり、休日でもそれなりに利用客はいるようです。
大船渡線のマーク。地図で見るとわかりますが路線全体が竜(ドラゴンボールの神竜的な)の様に蛇行しているためドラゴンレールの愛称が付いてます。
一ノ関所属のキハ110系にこのマークが付いてますが、大船渡線専用というわけではなく北上線の運用にも入るようです。
沿線。午前中に通った山田線とは異なり、民家が点在する比較的開けたところを通り、勾配もキツくはない印象。全体的に線形も悪くなく、それなりの速度を出します。
その代わり景観的にはあまり特徴がないというか…仮にHB-300系の様な観光列車を走らせてもあんまり需要はないかも。海沿いはBRTなので通れないし。その点、ポケモントレインの様に車両自体に付加価値のある列車は有効ですね。
途中の猊鼻渓は川下りで有名な景勝地。だけど肝心の渓谷には線路が並行していないので見れない…。猊鼻渓駅は川下り船着場にも近くアクセス良好だけど、JR側は鉄道アクセスを期待していないのか、フツーの1面1線のローカル駅。
北上川を渡る。
新幹線の高架が見えてきました。
一ノ関着。今回の旅はここまで。山あり谷あり海ありで景観的になかなか楽しめるルートでした。まぁ欲を言えば路線バスや一般車両ではなく、HB-300系みたいな眺望の良い車両で走破したいところだけど、もはや叶わぬ話ですね…