春先に天気の良い日が多かったので、ドライブを兼ねて三陸の方に遠征しました。
三陸といっても南は石巻、北は八戸あたりまで広大、高速道路がだいぶ整備されたとはいえ移動だけで1日が終わりそうです。
ということで、今回は大船渡〜釜石〜宮古エリアをメインに周りました。
撮影ターゲットは海の野鳥と三陸鉄道、そして大船渡といえば岩手開発鉄道。ブラタモリにも登場した貨物鉄道です。
岩手内陸部から国道107号線を通って太平洋方面へ向かいます。大船渡市街が近づく頃に、岩手開発鉄道の線路が107号線に合流。
岩手開発鉄道はかつては旅客輸送もしていました。当時の駅設備はまだ残っています。
そのうちの一つ、日頃市駅。
1面1線+待避線1線の構造。駅舎内は立ち入れません。
現在は貨物列車の待避がおこなわれているようです。
さて撮影のため盛駅まで来ましたが…
空車の貨車が留置中!すなわち運行なし!やっぱりねー
この日は休日。岩手開発鉄道は大船渡港にある太平洋セメントの工場へ石灰石を輸送するのが主業務、なので工場が操業しない休日は当然運行しません。セメント需要によっては休日操業も稀にあると聞いていたのでダメ元で来てみましたが…
まぁこれは想定内。今回の目的はロケハン、平日休みが取れたら再訪。
せっかくのなので留置中の車両を撮る。
奥には三陸鉄道の車庫。
主力の36-700形。震災の後、クウェート等からの支援もあって増備されました。
最近はラッピング車両も増えてきました。
岩手開発鉄道の盛駅構内と並んで、三陸鉄道と大船渡線の駅があります。
手前が三陸鉄道、奥がBRT化された大船渡線。鉄路で復旧されたら乗りに行きたかったですが、残念。
採算性の問題があるとはいえ、ぜひとも鉄路で復旧してほしかった。BRTの方が復旧しやすいのですが……正直、BRTではこれ以上の地域の発展は難しいのではと思います。鉄道があれば確実に発展できるわけではないけど、鉄道が無くなったことで発展する事例は考え難いかと。
まぁ、これは全国の過疎地域とローカル線共通の課題ですね。
跨線橋を渡って駅舎へ。
JRと三陸鉄道の駅舎が並びます。
せっかくなので駅周辺を回ってみる。
色が違う道路と交差。
BRT用の道路ですね。旧大船渡線の線路跡地を埋めてBRT線バス専用の道路になってます。
港付近にある大船渡商工会議所の跡地。津波に襲われましたがなんとか建屋は残ったようです。商工会議所は新設されているので、震災遺構として残されているのだろうか。
近くのラーメン屋で腹拵え。調子に乗って大盛まぜそばと餃子を頼み軽く後悔…まぜそば系はボリューム半端ない(-_-;)
ここから釜石方面へ向かいます。
(続)