黒坂駅から新見方面へさらに1駅移動します。たった1駅でも徒歩だと1時間以上は要する距離。本数も少ないのでスケジュールはなかなか難儀します。
上菅駅に到着。
「やくも」目当てで来たのに、何だか115系の方が乗車機会が多いな…
乗車した普電はここで特急の待ち合わせ。時間もないのでそのままホームで迎撃します。
<やくも13号 出雲市行>
ケツが切れちゃいました。4連の基本編成だけなら何とか収まりそうです。
通過を見送る。この調子で撮っていけば今回の遠征だけで大半の編成は撮り収めできそう。
駅舎。待合室だけの簡素な構造です。そして絶滅危惧的存在の電話ボックス。
上菅駅設置の経緯。地元の猛烈プッシュがあったようです。確かにカーブ区間に無理やり設置したような構造に見えます。
熱心に招致した駅も、今や1日の乗降客は10人程度……クルマ社会とはいえ、せっかくの鉄道インフラが有効活用されていない現実があります。まぁ伯備線は重要な陰陽連絡ルートなので、廃線の心配はないと思いますが。
飾り気のない駅舎の一角に目立つものが…駅メモの「根雨つむぎ」のアクリルスタンドが飾ってました。今年の3月まで開催されていた「根雨つむぎ」と日野町コラボのグッズです。
根雨・黒坂・上菅が対象エリア。せっかく伯備線まで遠征したのだから、こちらの達成も狙いました。上菅にも駅から少し離れた場所にチェックポイントがあり、後ほど移動しますが先ずは撮影から。
場所は新見方面へ徒歩10分ほど。この辺りは上菅〜生山のカーブ撮影地が有名なようですが…
そのお立ち台と思われる場所も私有地っぽいんですよね…。地主の方に直接許可を得られれば良いのですが、時間的に厳しそう。ということで付近の踏切での撮影を試みます。
<やくも20号 岡山行>
米子方面から「スーパーやくも」編成。電柱さえなければそこそこ良いポイントになるのに、惜しい…
引きつけて先頭車両をアップで撮影。他の編成と同じく「やくも」としての運転ですが、トレインマークはしっかり「スーパーやくも」になっている。徹底してますなぁ。
ケツ撃ち。車体を傾けカーブを駆け抜ける。
ひとまず無難に回収できたので良しとします。何だかんだで「スーパーやくも」編成もけっこう撮れてきてます。
さてこの後はスタンプラリーへ。場所は上菅駅から黒坂寄り。
踏切の先には廃校になった学校の校門。
チェックポイントの蔵美術館。残念ながら見学する時間が足りず、蔵を眺めてから戻ります。
道すがら同じ目的と思われる人を何人か見かけました。実際、このスタンプラリーが始まってから訪れる人が増えたようで(ほぼ男性だろうけど)、最初はスタンプラリーのことを知らない地元民が急に何だ?と訝しんだとか。
<やくも15号 出雲市行>
上菅駅に戻る途中で、通過する「やくも」を俯瞰気味で撮影。春先以降ならもっと色彩豊かになりそう。
上菅での目的を達成したので普電で米子方面へ。車両はキハ126系でした。電化路線の伯備線にも入るんですね。間合い運用なのか115系が不足しているのか。
(続)