もう過ぎてしまってますが、3月13日は青函トンネル開通記念日とのことで、津軽線の記録を漁ってみました。
津軽線には夏場に「はまなす」撮影でよく通いました。合わせて485系・789系「白鳥」やキハ40系も撮れたのでなかなか楽しめました。
同上地点 789系
同上地点 789系
上下線合わせると「白鳥」はなかなかの本数で、車両・両数も様々で飽きずに楽しめました。東北では数少ない…というかほぼ唯一?の特急街道でしたね。
789系は津軽海峡線から撤退後は札幌近郊の運用に回りましたが、485系の方は定期運用を失いついには全車廃車、もう出会えなくなりました。まぁ仮に運用が残っていたとしても、そう長くはなかったでしょうが…
当時は八戸所属車が運用に入っていたので盛岡色のキハでした。合間に国鉄車両の記録もできるというネタの豊富さ。
前日深夜〜早朝の運転のため、撮影は春〜夏限定でした。曇ったり霧が出て台無しの日もあったようですが、自分の時は幸運にも晴天に恵まれました。
こちらは廃止直前の撮影。牽引は基本的にED79単機ですが、たまに回送を兼ねて重連される時がありこちらも運良く巡り合えました。
日の長い時期なら下り札幌行き「北斗星」も撮影できました。
現在はEH800牽引貨物の他は、701系、GV-E400系の普電がたまに行き交うだけで、正直あまり見どころのない路線に。以前はHB-300系「リゾートあすなろ」が運行されてましたが、あんまり流行らなかったのか設定もなくなり、ついには車両ごと宮城、岩手方面に転用されることになりました。
追い討ちで蟹田〜三厩間は台風被害で不通になったことを契機に廃線の危機……貨物路線でもないし、残念ながらたぶんダメでしょう。
ただ函館本線問題の如何によっては、津軽海峡線の貨物輸送自体の存続にも関わるので油断はできません。北海道〜本州輸送において輸送量ではトラック&船舶がメインではありますが、今後はトラックドライバーの不足が決定的。輸送手段の多様化・バックアップの意味でも鉄道輸送は国を挙げて維持すべきとは思うのですがね…
そもそも物流網を民間任せにすること自体がどうなの?という気もします。普通の国家なら主要な物流インフラは経済のみならず国防にも影響するので、必死に維持するものじゃないのかな。
北海道新幹線も当初見込みほどの利用はないようだし、青函トンネル自体も完成から35年でメンテ面の心配もある。もう1本掘るにしても大工事になるし…今後も安泰、とはいきませんね。