新規に入線してくる車両の整備に追われながら、一方で既存編成の整備も進めています。目標は廃車車両ゼロ。現実は名車達が次々と過去帳入りしていますからね、せめて模型の世界では半永久的に走ってもらいたいところ。
ということで、KATO製 253系。初代「成田エクスプレス」を整備します。
鉄道模型を始めてまもなく入線した編成です。なので入線から四半世紀が経過しようというところ。ですがこれまでほぼ故障もなく、今も元気に走ります。
動力は当然フライホイールなど無いので、現行動力に比べ見劣りはしますが、単純な構造ゆえ堅牢なのが長持ちする理由の一つなのかも。
照明関係はLED化を実施済み。
室内灯もLED化。既存のパーツを流用しつつ、なんとかブリッジダイオードをねじ込みました。
今回はさらなる整備を進めます。
と言っても大したことではなく、最近推進しているスミ入れ、色差し工事です。
スミ入れはいつものガンダムマーカー水性スミ入れペンを使用。しかし四半世紀に及び遊んできた皮脂汚れ?によるものか、塗料の乗りがイマイチ。クリーナー液で脱脂洗浄を行いました。
屋根上機器にも色差し。なかなか造型はよくできています。四半世紀前の製品とは思えませんね。
カプラーはTN化済み。連結間隔が狭まり実感的になります。
模型はKATO、TOMIXそれぞれで製品化されてました。TOMIXではHG製品の先陣的存在であり造形では一歩進んでいましたが、何故か登場当初の3両編成のみのラインナップ。
一方でKATOは基本6連+増結3連の9両編成を組めました。N'EX時代に一度だけ乗車経験がありますが、その時点ですでに基本編成の6連化が完了しており、3両編成×3本の連結に違和感があったのでKATO製を選択しました。
一方TOMIXは、2019年になってようやく6連の基本編成を展開…いまさらなタイミングでの製品化。1000番台への布石かと思ったけどそうでも無さそうだし、何がしたかったのだろうか?
後継のE259系と並べてみる。こうして見ると90年代を感じるデザインではあるものの、現代でも十分通用するのではないかと。むしろ最近の車両は、あんまり個性がないように感じます…色彩もなんか地味だし。
現存するのは「日光・きぬがわ」用1000番台×2本と、長野電鉄に移籍した3連×2本。長野電鉄の方はほぼ原型の姿を残してます。長野電鉄では比較的新しい車両ですが、なんやかんやで登場からすでに30年。なかなかのベテランですね。