撮影2日目の復路は、日出谷カーブをセレクト。人気の撮影スポットのようなので、喜多方周辺での撮影を諦め一点狙い、通過の2時間前に到着。午前中の五十島では2時間前でもけっこう撮影者がいましたが、ここは誰もいない…
ちょっと不安になりながら、のんびり待ちます。
日出谷地区周辺は磐越西線沿線でも特に山深い区間。地元の農家の方以外は姿はほとんど見られません。山間の長閑な農村、初夏の陽気、鳥の囀りとカエルの鳴き声…なんだか夏休みに田舎の祖父母宅に行ったような気分です。ぼくの夏休み的な雰囲気。
たまにはこういうのも良いよね。
しばらくすると撮影者が集まってきました。
貴重な練習電も通過。照準補正します。とはいえ本番はさらに1時間後…
到着から2時間、ようやく本番。通過ギリギリになると追っかけ組が次々と到着、十数人ほどになりました。
本番。ここは時間的に正面のみ順光です。
奥の鉄橋通過時には煙を吐いてましたが、通過後に控えめに…
SL現役時代から変わらないであろう、長閑な光景です。
この時点で17時。撤収してもいい頃合いですが、まだ明るいので追いかけてみます。
が、ここからの追っかけはけっこう大変です。磐越西線はこの先でトンネルに入り鹿瀬駅へ抜けますが、並走する国道459号は蛇行する阿賀川に沿って大きく回り込みます。距離的にもかなりのロス。県道を使えばショートカットできますが、かなり狭い山道…。対向車が来たら大変なので、大人しく国道を通ります。
しかしこの国道459号がまた曲者。所々でかなり狭小な区間があり、これで国道なの?と言いたくなります。さらに途中に十二月区間という、旧月の名を冠したトンネルや橋が連なる区間がありますが、大半の道幅が車1台分…。トンネルに至ってはまさかの素掘り。国道で素掘りトンネルって…。しかもけっこう長いので、対向車が来ないかとハラハラします(・_・;
3桁台の国道はけっこう酷い道もあるとは聞いてましたが…しかもこれでバス路線と言うね。流石に行政側も対応していて、一部のトンネルは拡幅され立派になりました。冬季は絶対に通りたくないですが、そこに暮らしてる地元の方々は本当にスゴイ…
あと、何故か猿が多い。我が物顔で道路で遊んでる。まぁ熊が出るよりは良いけど。
そんな459号線をなんとか走破、49号線に合流。思ったよりも順調に進めたので、三川駅付近で迎撃します。
近くに国道も通っていますが、静かな環境で良いですね。
三川はばんえつ物語号の停車駅なので、発車時の煙が期待できます。
三川駅を発車してカーブに差し掛かります。
良い感じの煙です。
最後にSLらしい姿を見れたのでここで撤収。ほぼ初のばんえつ物語撮影でしたが、まずまずの成果。
あとは帰るだけですが…だいぶ疲労困憊なので、会津でもう1泊。
翌朝、久しぶりに川桁カーブへ。あいづライナー撮影でよく来ました。雄大な磐梯山を拝んでから帰還。