鉄分補給

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整備記録 さよなら?彗星あかつき編成

最近は新規の車両入線が(そんなに)ないので、既存の車両の整備、アップグレードを進めています。

 

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今回整備したのは、TOMIX14系15型寝台客車 さよなら彗星・あかつき編成。

…そう、そんな「さよならセット」は発売されていません(なは・あかつき編成はありますが)。個別で車両を集めた結果出来上がった編成です。

なお先般最新仕様で再発売されていましたが、本編成は全て旧ロット品で編成しています。

 

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ことの発端はこれ、オハネ15-350。当初はあかつきに連結され、次いで彗星に変更、彗星廃止後は改めてあかつきに連結された個室寝台車です。10年ほど前?に寝台客車がマイブームだった頃に中古品で見つけ、何だか面白そうな客車というテキトーな理由で入線していました。

で、さてどう編成したものかと買ってから考えてたわけですが…「あけぼの」のオハネ24-550に似てないか?

 

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オハネ24-550

当時はあけぼの乗車を果たし模型も欲しくなっていた頃。KATOから製品化されてましたが、客車はTOMIXで揃えていたため、TOMIX待ちで入線せず。窓の配置も帯色も違いますが、中央通路式の線路方向寝台、という点ではまぁ似てなくも無い…か? TOMIXが出してくるまではなんちゃって編成で代用する考えでした。

しかし結局その後でKATO編成を入線させることになり、代用編成は役目を失います。じゃあせっかくだし本来の「彗星」編成を組むか、という流れに。

 

ここで1つ問題が。「あけぼの」にはオハネ24-550が2両連結されているので、なんちゃってあけぼの編成用に、わざわざオハネ15-350をもう1両増備していました。

一方「彗星」ではオハネ15-350は1編成につき1両のみなので2編成分…。ぶっちゃけ彗星は特に思い入れとか無いし、2編成もいらないし。とりあえず彗星、あかつきの両編成に連結してみましたが、編成中に2両のオハネ15-350を連結した編成なんてあるはずが…

 

と思って色々調べていたところ、オハネ15-350を2両連結された記録が出てきました。それは「彗星・あかつき」の運転最終日の下り列車。翌日のダイヤ改正で「彗星」は廃止され、「あかつき」は「なは」との併結運転になります。

調べてみると、「彗星」はオハネ15-350 1両を組み込んだ6両編成。

スハネフ15

オハネ15-350

オハネ15

オハネ15

オハネ15

スハネフ15

 

一方で「あかつき」は

スハネフ15

オロネ14-300

オハネ14-300

オハネ15-350

スハネフ15

オハ14-300

で、これは翌日からの「なは」との併結編成です。オハネ15-350以外は「彗星」併結時からの連結で、オハネ15を抜き「彗星」の個室車を追加した形になります。

最終日の下り「彗星」は終点到着後そのまま運行終了しますが、下り「あかつき」は翌日から併結相手が「なは」に変わり、編成も変えて運行されます。車両は京都所属なので、翌日の長崎始発の上りからオハネ15-350を編成するには、前日のうちに長崎への送り込みが必要です。そのため前日の編成に送り込みを兼ねてオハネ15-350を連結し、翌日そのまま編成を変えずに運航できるようにした……そんなふうに推測されます。なかなか面白い車両のやり繰りですな。

ということで、オハネ15-350を2両組成した下り最終運行「さよなら彗星・あかつき」が成り行きで編成されました。当時の車番の情報もネットに転がっていたので再現できそうです。


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オハ14-300

「あかつき」組成のため入線。「あかつき」編成の特徴的存在ですね。発達する高速バスへの対抗策として用意された車両です。対抗できたかどうかはさて置き、取り組み自体は評価されて良いものと思います。


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オハネ14-300

個室B寝台車。元々は14系寝台特急「出雲」で登場、その後あかつき編成に転用。トワイライトエクスプレスでも似たような客車を連結してますね。特徴があって模型的にも面白い車両です。


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オロネ14-300。同じく「出雲」から転用。


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スハネフ15

車掌室側のカプラーを色々加工。当初はボディマウントTNにしましたが、旧ロット品なのでジャンパ管パーツが取り付けできず。ジャンパ管周りのディテールアップのため、KATOのオハネフ24用ボディマウントナックルを取り付けてみました。画像左側がTN、右側がKATOナックル。ナックルカプラーだとジャンパ管表現は満足ですが、連結面の間隔調整が難しい。近すぎるとカーブで接触するし、離れてると何だか萎える…。試行錯誤中です。

 

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EF65-1000下関車で牽引。初期の新集電台車のため転がりが悪く、EF65だと10両が限界なので已む無く彗星を4両に減車してます。晩年の彗星は門司から先は4両だけで運転されることもあったようで。模型的にはコンパクトで良いですが、ちょっと寂しいですねー

 

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実車写真。ですが「あかつき」単独で、しかも本来の編成ではなく14系寝台特急富士・はやぶさ」編成の組み替え。


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これは最後の九州行き寝台列車である「富士・はやぶさ」最終日の翌週に運転された特別列車です。「富士・はさぶさ」編成の組み換えなので、オロネ15-3000やスハネ15-2000などが連結されてます。

前日は長崎行き「さくら」として運転されました。


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当時はまだ写真はド素人で、この日のために急遽コンデジを導入してとりあえず撮ってました。実にヘタクソな撮り方ですが、今となっては貴重な写真…。撮っておくものですね。

 


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実車は廃止されて久しいですが、模型の方はちゃんと整備すれば末長く走ります。室内灯を輝かせての夜間運転…至福の時です(´∀`*)