鉄分補給

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TOMIX EH800の解体とM-9モーター

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EH800がバラバラになっております。

 

きっかけはギア部の清掃。TOMIXのH級機関車は全軸駆動ゆえのハイパワー、全軸集団ゆえの安定した集電を誇るので、クリーニングカーの牽引を任せています。

そのためホコリが溜まりやすく…動きが鈍くなってきたので台車を取り外し、ギアに絡まったホコリを除去、グリスアップと車輪清掃を行なって、いざ本線復帰!

 

…どうも動きが悪い。しかもスピードが突然落ちたり、また元に戻ったりと妙な動き。集電不良やギアの異物噛み込みとは状況が違います。

 

…そのうち動かなくなりました。突っついても微動だにせず。

試しに他の機関車と重連させると、そっちも動かない。しかし他の機関車単独だと問題なく動くので、線路側に原因はないと思われる。

となるとEH800側での電気的トラブルとしか考えられません。そんなわけで冒頭の解体となりました。

しかし電気的な構造は割とシンプル。普通に組み立てればショートすることはありません。

となるとモーター本体か…?

 

 

そこで色々調べてみた結果、M-9モーター固有の問題に行き着きました。

当方はモータートラブルは初でしたが、M-9モーターの不具合は割と有名な話のようですね。要約するとブラシカスがモーター内に溜まり短絡するのが原因だとか。まぁ構造的欠陥ですね。その改良品として登場したのがM-13モーター。

なんだか最近の新製品情報でやたらとM-13モーター採用をアピってますが、そういうことだったんですねー。納得。

 

 

…いやまて。これって正直、リコールレベルな話と思うのだが。

ネットを見てると、不運な人だと入線から数時間で不動になったとの報告も。初期不良と言って差し支えなかろう。

今回のEH800はそれなりに稼働しているものの、当方所有の最古参の機関車(初代EF81トワ釜)も未だに元気に動いていることを考えると、早過ぎる故障と言わざるを得ません。

M-9モータートラブルは多くのユーザーに影響を与えているようで、分売されたM-13を大量に仕入れて交換しているユーザーもいるようです。当方もTOMIX車が大半なので、全数交換となると数十個(100いくかも)は必要。定価は1個1600円、これが仮にも50両分買うと…8万円。新品が3セットは買えますな。

ただでさえ高い鉄道模型、おまけにHG製品とくればなお高い。その上モーター交換に数万円が必要とかコスパ最悪もいいところです。走って当然のNゲージで、肝心の走り装置がイマイチってどうなの?

なんだか最近のTOMIXは重要度が高い部分の品質が疎かですね。今回のモーター然り、ポイントレールも耐久性に難ありですし、ちょっと前にはコントローラ にも不具合ありました。新製品を繰り出すのもよいですが、まずは基本設計を見直していただきたい。その点KATOは堅実ですね。

 

 

まぁ愚痴はともかくとして…EH800、どうしようか。M-13モーターも在庫がないみたいだし。修理に出すしか無さそうですが、何だか納得いかないなぁ。