鉄分補給

毎日鉄分補給。Feの方ではなく。

遠征記録 名古屋方面2024/3(1)近鉄名古屋線

所用で久しぶりに名古屋方面に出かけたので、ついでに撮影してきました。

初日は夕方到着で撮影可能時間が短いため、本数の多い私鉄路線へ。撮影機会の少ない近鉄がターゲット。

名古屋から近い近鉄八田駅に布陣しました。手軽に駅撮りできる場所として有名ですね。

 

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近鉄80000系ひのとり

さっそく「ひのとり」が来ました。初撮影。

最新のフラッグシップ機なだけありピカピカで美しい車体です。ただやっぱりヘッドライト形状が…あんまり鉄道っぽくないかな。バーチャロンとかX-MENサイクロップスみたい。


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入れ替わりで近鉄名古屋行きの「ひのとり」通過。

急行と行き違い。

 

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5200系+?系 急行松阪行き

さて来ました近鉄一般型車両。ただでさえ種類が多いのに、機器や改修内容でさらに細分化されサッパリ分かりません。いちおう見やすい位置に車番が表記されているので、特定はしやすいですが。


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23000系伊勢志摩ライナー(黄)

一般車両に比べて特急車両はわかりやすい。

登場から30年弱経ちますが、最新車両にも引けを取らないデザインだと思います。アーバンライナーもですが、近鉄特急車両のデザインは本当に素晴らしい。


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外装だけでなく車内設備もなかなかのもの。数年前に紀伊半島を巡った際に乗車しましたが、たった数百円プラスで乗れるデラックスカーが実に快適でした。

そのあとで乗った新幹線の普通席がショボく感じたものです。特にN700系はね…


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どちらも2400系?のはず

昭和46年から走り続けている古豪。近鉄は古い車両を大事に使い続けてますね。

近鉄車両ボロいなどと言われることもありますが、内装はリニューアルされているし、まだまだ実用に耐えうるでしょう。

頑丈な鋼製というのも大きいでしょうね。東北の701系のようなペラペラなステンレス車なぞ、車体はベコベコだし軽すぎて揺れるし、2400系の方が遥かに快適ですよ…

 


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21000系アーバンライナー

個人的には近鉄と言えばやっぱりアーバンライナー。名阪特急の座は80000系に譲ったものの、引き続き特急運用に就きます。最近はパンタをシングルアームに更新した車両もあるとか。特徴的な前パンがシングルアームになると、またイメージが変わってきますね。


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〆は50000系しまかぜ。個人的には現存する特急車両の中で最も「"特別な"急行」を名乗るに相応しい車両だと思います。内装・サービス共に高品質だし、ビュッフェがあって食事できるのも高ポイント。京都〜賢島を乗り通したことがありましたが、素晴らしい旅になりました。

夕陽に輝く「しまかぜ」もなかなか良い。今度は鳥羽線で海バックに撮りたいところ。


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並行するJR線で名古屋に戻ります。315系は初めて見ました。

 

翌日も所用の合間に撮っていきます。

 

(続)

 

日帰り遠征 北秋田一周 2024/3(3)

 

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再びAN8905形「急行もりよし」に乗車します。


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元々急行用に5両製造されたAN8900形ですが、01〜04はすでに廃車。残る05編成が2020年に「笑EMI」にリニューアルされ、AN8808「マタギ号」、AN2000形「秋田縄文号」と共に「鉄の3兄弟」として急行運用に就いています。


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ロゴマークマタギ号、秋田縄文号もですが内陸線の車両デザインはどれも洗練されていて素晴らしい。


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内装。座席は転換クロスシートと、車両中央部に外向きのソファシート。

リニューアル前はソファが向かい合ったサロン席でした。登場当初(1989年)はジョイフルトレイン全盛期で、団体需要に応じたサロン形式の車両も多くありましたが、現代は個人or少人数での旅行も多く、サロン形式の座席は不向き。時代に沿った改修ですね。


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暖冬とはいえ、秋田内陸部となれば流石に雪は残ってます。


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阿仁合駅に到着。


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ここで後ろにAN8800形一般車を連結。聞くと、この後で台湾からの団体客が乗り込んでくるようで特別に増結するとのこと。


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留置線には鉄の3兄弟が一人「マタギ号」が昼寝中。クマとマタギの一騎討ちを、赤と黒のツートンカラーで表現。デザインでは国内随一のクオリティだと思います。やっぱり鋼製車体+塗装は正義。修理も改造もしやすいしね。


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景勝地の大又川橋梁。水墨画のようなモノトーンの風景が美しい。


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北秋田地域と仙北地域とを貫く十二段トンネルを抜けると下り坂に。一気にスピードを上げて駆け抜けます。


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いつ台湾の人たちが乗ってくるのかと思っていると、角館の手前の松葉駅から乗り込んできました。なんと30人以上もの大団体!2両編成がほぼ満員に。


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角館着。台湾旅行客で溢れかえり賑やか。こういう大口需要は地方ローカル線にとって大きいですね。

京都など有名観光地ではオーバーツーリズムの弊害が深刻ですが、地域のキャパに適した需要を取り込んで行けばインバウンドを活かしていけるでしょうね。青森はその辺り上手くやっており、青い森鉄道も恩恵を受けているようです。


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一旦角館駅から出て、東京行き「こまち」を見送り。

このあとの普電に乗車して仙岩峠を超えます。


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待ってる間にもう1本「こまち」


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701系5000番台の普電に乗車。

いつも通り前面展望を楽しみたかったですが…具合が悪くなり盛岡までずっとグッタリでした(;´д`)

 

日帰り遠征 北秋田一周 2024/3②

 

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鷹巣から秋田内陸線に乗車。

 

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米代川を渡る。かつては川の名前を冠した「急行よねしろ」が秋田〜鹿角花輪 を運行してました。県庁所在地の秋田とはけっこう離れた鹿角地域を結ぶ直通便だったのですが、需要が減ったのかすでに廃止。今だったら秋田のGV-E400での運行か…あんまり面白くはないかな。


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途中の阿仁前田温泉駅で下車。


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鷹巣行きと列車交換。


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以前も寄ってますが駅舎内に温泉があり宿泊も可能。トレッキング客などの利用があるようです。


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次の列車まで温泉に浸かります。入浴料500円。安ぅい!

かなり身体が温まり湯冷めもしにくいので、しばらく汗だくになります…


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一旦鷹巣まで戻ります。急行もりよし号。急行型として唯一残っているAN8905。リニューアルされ「笑EMI」として、主に日曜の急行もりよし号に充当されています。

乗車には急行券が必要ですが、1日フリー切符には急行券含みなので気軽に乗れます。


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前身の旧阿仁合線開通から60周年。沿線人口はどんどん減り経営は厳しい状況。

過疎エリアの鉄道は常に廃線・バス転換が議論されますが、そのようにして地域の衰退を緩和できた事例はほとんど聞いたことがありません。地元がそれを望んでいないのなら致し方ないですが…安易にバス転換を議論しすぎな気もします。

バスは地域内交通としては有効ですが、遠方からのアクセス性には劣るので観光客誘致などの効果は期待できないでしょうから、今以上に地域を活性化するのも難しい。なのでどうしても対処療法的になってしまうんですよね…

 


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再度鷹ノ巣へ。駅前にはコンビニはないですが、何軒か飲食店があるので昼食はとれます。


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胃袋を満たしたら、鷹巣から角館行きの「急行もりよし」に乗車します。

 

(続)

日帰り遠征 北秋田一周2024/3(1)

18切符シーズンになったので、地元東北でプチ遠征。ほとんどの路線は乗り通し済みで見慣れた風景ではありますが、のんびり列車に揺られているだけでも楽しいものです。

 

今回は北東北、岩手〜北秋田地域を周ります。

 

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まずは盛岡から花輪線に乗車。


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頂上に雲が掛かってますが岩手山を拝めました。


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大更で列車交換。変えるのを忘れたのか、幕が回送のまま。


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雪が溶けかけた早春の平野を進む。


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安比高原以北はまだ雪深い。雪の上には野生動物と思しき足跡。熊ではなさそう。

湯瀬温泉では宿泊客がけっこう乗ってきた。駅がすぐそばにある利点を活かせているよう。


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鹿角花輪着。


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ここでもそれなりに乗降車があります。


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十和田南駅に到着。方向転換のため小休止。


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この時は業務委託ながら駅員が配置された有人駅でしたが、今月からついに終日無人化となりました。着実に事業整理が進んでますね…


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大館着。気動車にのんびり揺られる旅は良いものです。


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大館駅の新駅舎。周辺ではまだ工事が続いていますが駅舎は共用を開始してます。


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駅舎内はエントランスのほか、キオスクや会議室などを備えた複合施設になってます。


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大館から「つがる」乗車。鷹ノ巣までたった一駅ですが、後続の各停だと鷹ノ巣での乗り換え時間がシビアでフリー切符も買えないので、ゼータクに特急を利用します。所要時間は快速レベルですが。


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鷹ノ巣駅


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こちらは秋田内陸線鷹巣駅。


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ここから秋田内陸線に乗車します。

 

(続)

381系スーパーやくも編成 ラストラン 2024/4/5

2023年から復活したスーパーやくも編成が、2024年4月5日にラストランを迎えます。

リバイバル編成の運行は1年ちょっとの短い期間ですが、沿線とファンに話題と楽しみを提供してくれたJR西日本には感謝しかありません。

 

撮影の方は、昨年の出雲遠征時に色々な地点で撮り納めてきました。当時は塗装変更の途中で、モハユニット×1がゆったりやくも塗装の混色編成でした。

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伯備線 上菅〜生山


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同上地点


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伯備線 黒坂〜上菅


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伯備線 備中川面木野山


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伯備線 伯耆溝口〜岸本


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同上地点

 

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新見〜松江間の乗車も果たせました(普通車ですが)

当方は登場時の姿を写真でしか知らなかったので、こんな姿の時代もあったんだな、というのをリアルに知る良い機会になりました。

 

さらに、最後にもう一度スーパーやくも編成を見納めるべく、先月に出雲に再遠征しました。

生憎天候がイマイチで、大山バックの撮影は叶いませんでしたが、最後の勇姿を見られたので満足。両モハユニットがスーパーやくも塗装になったので、往時の姿が完全再現されてました。

 

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山陰本線 直江〜出雲市


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同上地点


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同上地点


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伯備線 根雨駅


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伯備線 備中川面〜方谷

 

せっかく用意してもらった花道です。トラブルなく最後まで無事運行されることを願ってます。

 

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長い間おつかれさま。

 

 

模型整備 KATO117系オーシャンカラー

しばらく遠征記録ばかりだったので、たまには模型ネタを。


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KATO 117系 オーシャンカラ

KATO283系オーシャンアローの入線に合わせ、紀勢本線の列車たちを展開。そのうちKATOの117系だけが旧製品だったので、少しアップデートしました。

 

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メインはライト周り。旧製品のため豆電球で、光量も色味も最新製品に比べ見劣りするのでLED化します。

画像上の基板が加工済み。大量に在庫してあるウォームホワイトLEDを使用。…テールライトはめんどくさいのでそのまま。


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新旧比較。実車さながらの色味と光量、効果は絶大です。

 

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実車。381系撮影で紀勢線沿線を巡るなかで撮影。乗車もしましたが、元々新快速用の車両なだけあり居住性は快適でした。

末期色塗装合理化により水色一色になりましたが、元々のオーシャンカラーも似たような感じだったのであまり違和感は感じません。路線のイメージにも合ってますね。


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283系との並び。御坊とか紀伊田辺あたりのイメージ。

紀勢本線は魅力的な車両が多く、景観も良いので乗ってて楽しい路線でした。あと何故か凄く天気に恵まれるなど相性が良い。


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新旧くろしおの並び。最近はパノラマグリーン車のような特徴的な車両は減ってきてますが、せっかく風光明媚な車窓があるのだから伝統は受け継いでもらいたいな。

 

遠征記録 北陸特急撮影 2024/2(17)サンダバ乗り納め

氣比神宮を参拝して敦賀駅に戻ってきました。

遠征のラストはサンダバ乗車で〆。

 

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サンダーバード25号に乗車します。


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王子保〜南条付近で新幹線と交差。


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武生駅。延伸区間で唯一、新幹線駅が市街地から離れることになります。どのような利用状況になるか。


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メガネの町SABAE。各パーツの専門業者が多数集積し、街全体が一つのメガネ工場になってるようです。世界的にも3本指に入る規模だとか、ここまで凄いとは知らなかった。


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30分ちょっとで福井着。うーむ、やっぱ福井までなら新幹線は要らんな。


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新幹線の線路とはほぼ並行しています。


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加賀温泉。大阪アクセスの時短効果は10分程度。思ったよりも縮まらないのは敦賀駅での乗り換えロスもあるでしょうけど、特急がかなり速いというのもあるでしょうね。


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金沢着。伝統の北陸特急を堪能しました。


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駅名標との並びを見納めてホームを後にします。

敦賀までは残るけど、サンダバ・しらさぎ、お疲れさま。

 

さて、新幹線開通後の金沢駅は今回初だったのでちょっとうろつきます。


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新旧織り交ぜた建築デザイン、素晴らしいですねぇ。


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「かがやき」「こまち」乗り継いで帰還しました。

 

3日間のうち天気がマトモだったのは1日だけでしたが、目当てだった681系・683系の非貫通型先頭車をはじめ多数の編成を撮影でき、特急廃止区間の乗り納めもできたので満足のいく遠征となりました。

 

冬以外の季節のシーンを撮影できなかったことが心残りだけど、いつか臨時でもいいので敦賀以北に入線してもらえるといいなぁ。